
3歳になるウチの娘のピヨちゃんはミカンが大好きです。
1歳の頃からあげるとあげただけ食べ、2歳になりしゃべれるようになると、食べても食べても「ミカン食べたい。」「もっとミカン。」お腹がパンパンに膨らんでいるのにも関わらず要求してきます。
しかし、ミカンを食べすぎるとピヨちゃんウンチがゆるくなるんです。(食物繊維のとり過ぎ?ビタミンCの過剰摂取?調べたけど明確な理由は分かりませんでした。)だから、一日多くても4つまで。できれば2つに制限しています。
一日の制限はありますが、ミカンが家にある日は毎日食べています。
まあ、私自身もミカンは大好きです。祖父母が三ヶ日みかんで有名な浜松。冬になるとコタツの上にミカンが無いことはありませんでした。
そんな訳で、毎冬沢山のミカンを食べてきた石井家。今年も早生みかんから沢山食べてきました。
今年は買っても買っても美味しいミカンばかり!
ミカンが無くなるたびに、普通のスーパーや八百屋さんで購入しているのですが、ほぼほぼ美味しいミカン。しかも100点満点中80点以上の高評価ばかり。60点以下のミカンは10回買って1回あたるかどうか。
例年であれば、半分は60点以下のミカン。80点超えのミカンに出会えるのが10回買って1回あたるかどうか。
なんなんだこの当たり年は!これが俗にいうミカンの表年というやつか?
ミカンには表年と裏年がある。しかし、それが理由では無かった。
静岡県民の私は、ミカンに『豊作になる表年』と『あまり取れない裏年』がありそれが1年おきに交互に訪れるということを耳にしたことがありました。
だから、「さては今年は表年だな!だからこんなに美味しいミカンに当たるんだ。良かった。」などと思っていました。
しかし、この『表年』と『裏年』。確かに収穫量は全然違うのですが、美味しさにこれほど劇的な変化は無いんです。
じゃあ、何が原因なの?
美味しいミカンは夏の干ばつと農家の頑張りにあった!
昨日、八百屋さんでミカンを選んでいるとポップ広告に「夏の干ばつにより今年ミカンは美味しくなっています!!!」との文字が。
そうなんですね。初耳でした。
家に帰って調べてみると…
雨で太るみかん、雨とみかんの豆知識
梅雨の間にしっかり雨が降り、梅雨が明けたらカラッと晴れ続き。これが理想です。
早い時期に収穫をする極早生みかんだけは、梅雨にもあまり水を含まない方が良いそうですが、それ以降に登場するみかんはまず梅雨の雨を吸い、真夏の太陽でどんどん美味しさを増していきます。この時期に雨が長引いてしまうと、実が水分ばかりを含んでしまい、味の薄いみかんになってしまうのです。一番糖度が上がる収穫期のの雨も致命的です。例えば、夏の間にしっかりと美味しくなったみかんたちも収穫期の雨にやられると日に日に太ってしまいます。せっかく美味しくなったのに、そこに水を足してしまうようなもの、雨に降られる前に収穫してしまうのが理想ですが、お天道様が味方してくれるかどうか…それは人間の知るところではありません。
できればこのままで。
みかんは年間約1200mm程度の雨が必要です。日本での年間平均雨量は約1700mm、三重県熊野は約3000mm(笑)。 単純に熊野地方でみかんを作るには1800mm余分です。
夏場に雨が少ない年はみかんが美味しくなると言われていますが、日照りが続けば樹が枯れるわけで、余分な水を吸わせず、足りない時に足りない分だけを補給してあげることが出来ればよいのですね。
ここまでのところ夏場に入って晴天が続き、足りない分の水補給は上手くいっています。台風はまだ来ていないし、当たり前だけど秋の長雨もまだ。
このまま上手く行き続けるとも思えないけれど今のところは順調です。
山登りでいうとまだ5合目くらいですけどね。
ちなみに糖度は現時点で過去最高レベルです。
ミカンが太る。。。
雨が多いと余計な水分を実が含んでしまい、味の薄いみかんになってしまうんですね。確かにみかん畑ってかなり勾配のキツイ水はけの良さそうな斜面にありますね。
今年の雨が降らずメチャメチャ暑かった夏。
確かにミカンが太れる環境では無かったけれど、少なすぎたら枯れてしまう。
カラカラの暑い夏にみかん農家さんが汗だくでキツイ斜面を走り回って一本一本散水し、奮闘してくれた努力。それが実を結んだから、こんなにも甘くて美味しいミカンになったんですね。
ということで、今年はみかん農家さんへの感謝と共に沢山、沢山ミカンを食べたいと思います。
みなさんもぜひミカン食べてくださいね。おすすめです!
バンザイ
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