アナと雪の女王の原案となったアンデルセン童話『雪の女王』|石井講次の おすすめ絵本バンザイ
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アナと雪の女王の原案となったアンデルセン童話『雪の女王』

雪の女王

『雪の女王』
 原作 ハンス・クリスチャン・アンデルセン
 文 ナオミ・ルイス
 絵 エロール・ル・カイン
 訳 内海 宜子
 出版社 ほるぷ出版
 発行日 1981年1月25日
 対象年齢 6歳から
 評価 ★★★

大ヒットアニメ『アナと雪の女王』の原案

 ディズニーが『アナと雪の女王』を製作する際に参考にした元ネタのアンデルセン童話を紹介させていただきます。

 『アナと雪の女王』は『雪の女王』が原案とはなっています。今回おすすめする絵本は原作。時代設定や世界観は共通点があるように思いますが、ストーリやキャラクターなどは全く違います。

 原作はほぼ忠実にストーリーを構成しているのに対して、原案では元のお話をアイディアの種として創作したもののようですね。

『雪の女王』のあらすじ

 大きな街に、男の子のカイと女の子のゲルダが住んでいました。

 二人は隣り合う家で育ち、兄弟のように仲良しでした。二人の住む家からは互いにバラの木が育ち伸びた枝は、仲の良い二人を象徴するかのように絡み合ってバラのアーチを作りました。二人は仲良く、バラの樹の下で遊びました。

 街には冬が訪れ、雪が屋根を白く染めました。
 おばあさんが二人に、空を覆う陰気な黒雲をすりぬけて飛んできては、窓という窓を雪もようでとじこめてしまう雪の女王の話をしてくれました。
 話を聞いたカイは「雪の女王なんてストーブにほうりこんでやる。」と息巻きました。

 ある日のことです。カイはそり遊びに出かけました。そり遊びは男の子の大好きな遊びです。荷馬車のソリに自分のそりを結びつけて、ひっぱってもらって遊ぶのが流行っていました。
 その日は広場で白いそりをあつい毛皮のコートを着込み、白い毛皮の帽子を被った人が、一台の白いそりを動かそうとしていました。カイは素早くその白いそりに自分のそりを結びつけます。白いそりが走り出しました。白いそりと、それに結び付けられたカイのそりは矢のように広場を駆け抜けると、隣町へとむかって走っていきました。

 道中、カイはロープを何度も外そうとするのですが、その度に馭者が親しげに頷くものですから、外すことができず街のそとまで走り出てしまいました。そして、2台のそりは風のように飛んでいき、周りは雪に取り囲まれてしまいました。カイは必死で助けを呼びますが、誰にも届きません。

 白いそりがやっと止まり、馭者がスクッと立ち上がりました。まあなんと!馭者が雪の女王だったのです。雪の女王はカイを抱き上げて、着ていた白いコートでくるみ、額にキスをしました。雪の女王のくちづけはとても冷たく、その冷たさはカイの心に入り込みました。すると、カイはとても良い気分になり、寒さも感じなくなりました。雪の女王はもう一度キスをしました。するとカイはゲルダのことも、家でのくらしもすべて忘れてしまいました。

 一方、ゲルダは戻ってこないカイのことを心配します。しかしカイはいつまで経っても戻ってきません。そして春が訪れ、暖かい日がさしはじめた日、ゲルダはカイを探しに家を出ました。しかし、小さな女の子ゲルダがカイを探すには世界は広く、そして魔女や盗賊、雪の女王の軍隊などの困難が行く手を遮ります。ゲルダはカイに会いたい一心から懸命に前へ進みます。ゲルダはカイを見つけ、雪の女王から取り戻すことはできるでしょうか?

エロール・ル・カインの絵が素晴らしい!

 この絵本を手に取るきっかけも実は、Google+でharuko yさんに紹介して頂いたからです。特にエロール・ル・カインの絵が素晴らしいと教えていただきました。

(ちなみに、同じくharuko yさんに紹介してもらった『きりのなかのサーカス』も大変すばらしかったです。haruko yさん、ありがとうございました。)

 “イメージの魔術師”と称されたエロール・ル・カインの描くイラストレーションは、 東洋美術と西洋美術、幻想性と写実性、繊細さと大胆さ、 ともすると相反するかのような特徴をあわせもつ。 また細密に描かれたそれは装飾性が強く華麗、絢爛そのものである。

 エロール・ル・カインはシンガポールに生まれ、少年時代をインドで5年、日本、香港、サイゴンなど転々と過ごしました。そして15才のときアニメーションを勉強するためロンドンへ渡ります。

 そのような過程で吸収した、様々な文化が下地となりえほんミュージアム清里の文章に書かれているような絵にたどり着いたんですね。

 私のような素人でも、本当にちょっと見ただけで素晴らしさにドキュンと胸を撃ち抜かれてしまいます。

3歳になる娘ピヨちゃんの反応

 絵本が届いた日、リビングに置きっぱなしにしていました。

 ピヨちゃんは保育園から帰ってくるなり、床に置かれた『雪の女王』を見つけて、「これ、な〜に?これ、な〜に?」と聞いていきました。

 「雪の女王だよ。」と答えると、「読んで!雪の女王読んで!」とせがんできました。すごい、食いつきぶりだな、思いながら「晩御飯食べてからね。」となんとかなだめ、食卓へ付かせました。

 そして、夕飯の食べる終わるやいなや「読んで!雪の女王読んで!」
 表紙だけでこれほど食いついた絵本は初めてじゃないかと思います。

 いざ、読み始めると挿絵を食いつくように端から端、近影から遠方まで隅々までながめていました。この絵本は文章量も結構あり、そして英文を忠実に訳したためか、日本語が所々ぎこちなく、すっと理解できない部分があります。そのため、子供の集中力も途切れやすく、いつもなら文章を読み終わる前に、絵に飽きてドンドンページをめくりそうなものなのに、この『雪の女王』はいつまでも挿絵を眺めていました。

 ただ、終盤は集中力が切れたらしく、どんどんページをめくって終わらせてしまいました。

 もう少し成長して、長いお話も楽しめるようになったら読み聞かせてあげたいと思いました。

雪の女王
ナオミ・ルイス
ほるぷ出版

 エロール・ル・カインの絵が素晴らしい『雪の女王』おすすめです。

バンザイ

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