寝かしつけ絵本『おやすみ、ロジャー』娘の反応と効果的な読み聞かせ方|石井講次の おすすめ絵本バンザイ
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寝かしつけ絵本『おやすみ、ロジャー』娘の反応と効果的な読み聞かせ方

『おやすみ、ロジャー』
 著 カール=ヨハン・エリーン
 監訳者 三橋 美穂
 出版社 飛鳥新社
 発行日 2015年11月25日
 対象年齢 6歳から
 評価 ★

『おやすみ、ロジャー』は効くの?効かないの?

 前回の記事で『おやすみ、ロジャー』は催眠術のテクニックを使い、寝付きの良くなるように暗示を掛けよう!という本だということを書かせて頂きました。

 前回の記事はこちら↓
賛否両論!話題の寝かしつけ絵本『おやすみ、ロジャー』

ちなみに、催眠術を辞書で調べると

さいみんじゅつ【催眠術】
 暗示をかけて催眠状態に引き入れる技術。催眠療法など心理療法として病気の治療や精神病理の研究などに利用される。

さい‐みん【催眠】
 眠くなること。また、薬や暗示などにより人為的に眠けを催させたり睡眠に似た状態にすること。

引用元:goo辞書

 と書かれています。

 次に、口コミサイトを見てみると、「すごい、子供が直ぐ寝た!」という感想と「子供がまったく寝ない。」「まったく効かない。」というダメ出しの両極端に分かれていますね。

 どうして寝付く子供と寝ない子供がいるのでしょう?

 催眠術は催眠術師が対象者にかけるものです。したがって、もし上手くかからない場合、原因は、

  • 催眠術師が下手くそ
  • 対象者(子供)が催眠術に掛かりにくいタイプ
どちらかと考えられます。

 本が催眠術をかけてくれるわけではありません。この本は読み聞かせする親を催眠術師へ養成するグッズなのです。あくまでも親が良い細美術師になれたかどうか?がとても重要になります。

 東急ハンズの手品グッズも練習が必要なように、この本も上手な読み聞かせ方、下手な読み聞かせ方で催眠術の効きが変ってくるのです。

ウチの娘は催眠術にかかったのか?

 娘の普段の様子と、『おやすみ、ロジャー』を読み聞かせた時の違いについて書きたいと思います。

普段の寝付きの様子

 通常、寝る前に絵本を読み聞かせる時、娘は最後まで絵を食い入るように見つめ、お話の世界に没頭します。
 そして読み終わった後、眠い場合は直ぐにコテンとすぐに寝てしまいます。(いくら眠くても、絵本が終わるまでは我慢して起き続けます。)
 まだ眠くない場合は、「もっと読んで。」とねだる。「もうだめ。」と拒否された後は、布団の上をゴロゴロと転がる。歩き回る。泣く。色々と動き回りながら、なんとか寝ようと頑張っていつの間にか眠るという感じです。

 夜は比較的、寝付きが良い方だと思います。
 しかし休日、家で昼寝する時は寝付けず、いつまでも遊び続けズルズルと時間が過ぎて夕方に昼寝するという良くない生活パターンに陥ることがよくあります。

娘の初めての「おやすみ、ロジャー」体験

 実は私はヒプノセラピー(催眠療法)を受けたことがあります。
 その際、「こうゆうやり方をしてもらった時は、気持ちよくリラックスできて催眠状態に入っていけたな。」というのが自分の体験として持っています。なので、それを見本にして読み聞かせました。

 いつもは絵本から目を話さない娘ですが、催眠誘導が効いて眠たくなったのか絵本から目を離し、横になりゴロゴロしたり、うつ伏せに寝転びお話を聞いたりしていました。

 しかし、眠りに落ちることは無く、退屈な絵と内容に耐えられなくなったのか、途中から自分でどんどんとページをめくり強引に終わらせて、コテンと寝てしまいました。

 正直、もともと眠かったのか?催眠誘導が効いたのか?が判別できない。というのが一回目の感想です。

 娘も絵本を楽しんでいる様子は見られませんでした。

 3歳は内容を理解するのに、まだ絵によるサポートが必要ですし、絵自体も楽しみにしています。そのため、言葉で催眠誘導していく心理テクニックは相性が悪いのかな。という印象を持ちました。

 絵が無くても耳で聞くだけでお話が楽しめる年齢になってからのほうが効果が高く、5歳くらいになったらまたチャレンジしようと思っていました。

思いがけない娘のリクエストによる2回目の読み聞かせ

 その日は、日曜日。保育園はお休みです。天気はあいにくの雨。出かけることもできず、親子で録り貯めていたアニメ番組を見て過ごしました。

 遅めのランチを食べて、一度昼寝させたいのですが娘はまったく眠る気配はありません。外で体を動かして遊ばせれば疲れて眠るのですが、雨なのでそれもできません。狭い家の中では、走ったりさせても限界があります。

 テレビは画面の光で目が冴えてしまうため、絵本を読み聞かせたりして落ち着かせようとするのですが効果は無く、玩具で遊んだり、「テレビ見せて。」とダダを捏ねたり、グズるばかり。

 そんな時、娘から思いがけない一言。

「ロジャー読んで。」

「え〜。あんなに退屈そうにしてたのに。」と思いながら『おやすみ、ロジャー』を手に取り寝室へ連れていき読み聞かせました。

 そうしたら、前回のように段々眠そうにゴロゴロしだし3ページ目でもう寝てしまいました。

 ここからは推測になりますが、娘も眠りたかったのだと思います。しかし、体も疲れていないし上手く寝付けなかった。そんな時に、前回『おやすみ、ロジャー』を読んでもらった時に、リラックスして眠りへ引き込まれる感覚があったことを思い出し「ロジャー読んで。」とねだったのだと思います。

 3歳の娘にも効果はあったのです!



『おやすみ、ロジャー』の効果的な読み聞かせ方

 『おやすみ、ロジャー』で活用されている心理テクニックの中に『アファメーション』と『自律訓練法』があります。

 『アファメーション』は本来はポジティブな言葉を繰り返し、潜在意識へ働きかけ自己暗示をかけるテクニックです。
 このテクニックを応用し、本には子供に「今、私は眠れた。」という現在形で達成できたという肯定的な言葉達が散りばめられていて、繰り返すことで潜在意識へ働きかけていきます。

 『自立訓練法』は医療現場でも使用されてる、ドイツの精神科医シュルツが開発した心身を効果的にリラックスさせる自己催眠法です。心身の弛緩を体系的に進めるとその結果催眠と似た状態が自然発生的に作り出せるという理論に基いています。
 手足が重くなるイメージを持つことで筋肉の弛緩し、同様に『温かい』イメージさせることで身体全体及び心理的な弛緩を促します。その結果、心身がリラックスして催眠状態へと誘導されていきます。
 本の中ではウトウトフクロウが、このテクニックを使用して子供をリラックスさせてくれます。

 使われている心理テクニックを念頭において、絵本の最初のページに書かれている読み方の手引を見直してみましょう。

  • 太字の箇所は、言葉や文を強調して読む
  • 色文字の箇所は、ゆっくり、静かな声で読む
  • 【あくびする】など動作の指示に従い、【なまえ】にはお子さんの名前を入れる
  • うさぎの名前、ロジャーは、ロー・ジーャーとあくびを2回しながら読んでもよい
引用元:『おやすみ、ロジャー』 p1

 子供をリラックスを促し、潜在意識へ「今、私は眠れた。」という暗示を届けることが大切です。そのため、静かで落ち着いた声でゆっくりと読み聞かせます。息を吐く、あくびをするという行為は脱力を促し、リラックスへ繋がります。子供の名前で読み聞かせることで、「私は」という自己暗示へ繋がります。

 そして、話の途中で眠ってしまっても最後まで、ロジャーと子供がお話の中で眠ってしまった場面まで読み切ることも肝心です。眠ってしまっていても、潜在意識へ言葉は届かせ働きかけることができます。そして、「私は眠れた。」というお話を完結させてあげることで、「私は眠れるんだ」という暗示が強くなり、絵本がなくても眠れるようになります。

 「お話に集中できない。」「興奮してお話どころでは無い。」というお子さんもいると思います。(特に1歳、2歳、3歳などの幼児に多いと思います)その場合は、

  • ウトウトフクロウが『自立訓練法』をかける部分から試してみる
  • 「今、【こどものなまえ】はすごく眠くなって眠れた」という簡単な話にアレンジして、読み方の手引を使用して語りかける
など、心理テクニックを抜き出して利用するのも有りですね。

 また、監訳者であり快眠セラピストの三橋 美穂さんが絵本ナビのインタビューの中で絵本以外の生活面でのおやすみチェックポイントを教えてくださっています。ぜひ、チェックしてみてください。

 子供が上手く寝付けないと子供もグズりやすくなり、親もイライラして負のスパイラルにハマってしまうことがあります。子供の成長にとっても睡眠はとても大切です。『おやすみ、ロジャー』上手く利用すれば、子供にとっても親にとっても幸せへのアイテムになると私は考えます。
 もし、子供を寝かしつけることで困っている方は一度手にとって試してみてください。その時は効果的な読み聞かせ方を参考にして頂けたら幸いです。

上手く使えば子育ての助けになる、寝かしつけ絵本『おやすみ、ロジャー』おすすめです!

バンザイ

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