0歳児へのおすすめ絵本はコレ『じゃあじゃあ びりびり』|石井講次の おすすめ絵本バンザイ
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0歳児へのおすすめ絵本はコレ『じゃあじゃあ びりびり』

『じゃあじゃあ びりびり』
 さく まつい のりこ
 出版社 偕成社
 発行日 1983年7月
 対象年齢 0歳から
 評価 ★★★★

0歳児って こんな事まで出来るの?! 

 娘が0歳の時でした。ハイハイをしていた娘が、掃除機を見つけ指して「ぶぃー ぶぃー ぶぃー」と言いました。親バカな私は「すごいねー!そうそう、掃除機はぶいーん ぶいーんだね。すごいねー!」と褒めまくりました。

 自分でも大層な親バカだと認識している私ですが、ベタ褒めしたのには理由があります。

 今回のおすすめ絵本『じゃあじゃあ びりびり』の中に

そうじき ぶいーん ぶいーん ぶいーん

引用元『じゃあじゃあ びりびり』 p10

 というくだりがあります。娘は実物の掃除機を見つけた時、それを思い出し「ぶぃー ぶぃー ぶぃー」と言ったのですが、私は実物と絵本のデフォルメされた絵を同じ掃除機であると認識できたことに驚き、べた褒めしたのです。

 大人であれば、その物が持つ特徴をピックアップして誇張したり簡略化してデフォルメした絵でも実物との共通点を把握して、多少の違いはあるがこの2つが同じ物であると理解することは簡単です。しかし、0歳の赤ちゃんが出来るとは思わなかったのです。

 驚いて調べたところ、生後6ヶ月のころから出来るのだそうです。赤ちゃんすごい!人間ってすごい!

 さらに生後六ヶ月以降になると、喃語とよばれる発声をするようになります。喃語とは、まだ意味をなさない赤ちゃん言葉であり「あーあー」とか「ばぶばぶ」といったような発声のことです。やがてそれらの発声は次第に意味を持ち始め、絵本の中の自動車の絵や外を走る実物の自動車を指さして、「ブーブー」と呼んだりするようになります。

 つまり赤ちゃんの中では、「くるま」というひとつのカテゴリーがつくられているのだということが分かります。

 以上のことから、乳幼児は言語を習得するよりもはるか以前から外界の事物をカテゴリー化する能力を身につけており、この能力があるからこそ、その後、実際に言葉を覚え始める年齢になってから、急速に新しい語彙を身につけていくのだということが分かります。

引用元:茂木 健一郎、須藤 珠水『脳を活かす子育て術』PHP研究所

 当たり前のように普段行っている事も、赤ちゃんや子供がしているのを見ると「人間って凄い能力を持っているんだな。」と改めて気付かされ、感心されられます。

 ちょっと話が絵本紹介から脱線しましたね。元に戻しましょう。

『じゃあじゃあ びりびり』のあらすじ

 あらすじと銘打ってみましたが、この『じゃあじゃあ びりびり』にはストーリーがありません。

 確かにストーリは無いけれど、絵と言葉に赤ちゃんを惹きつける仕掛けがほどこされ、ウチの娘は魔法に掛かったかのように、引きこまれていました。
 

赤ちゃんが大好きなカラフルな色使い

 この絵本を開くと

じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー

引用元:『じゃあじゃあ びりびり』p2

 といった、「単語+その単語を表す擬音」がセットとなった文章が左ページに書かれています。右ページは、その物の特徴をとらえた可愛くデフォルメされた絵。

 そして、とっておきの魔法。それはページ背景が、明るくカラフルなパステルカラーで塗りつぶされていることです。すべてのページがそれぞれ別の色になっていて、配色もよく考えられています。ページをめくる度に、色のシャワーが目に飛び込んできて、脳を刺激します。

 生まれたばかりの赤ちゃんは、まず白、黒、グレーしか認識できません。ですが、徐々に様々な色が見えるようになってきます。

 一般的に、赤ちゃんはまず「明度」(色の明るさ)が最初に発達し、次に「色相」(何色か?)が発達すると言われています。この順番の関係で、新生児は黄色が一番好きで、他に白、ピンク、赤などの色を好みます。また、明度の高いパステルカラーなども大好きな色です。

 確かに赤ちゃんは明るく、鮮やかな色が大好き。おもちゃもハッキリした色使いの物に興味を示し追いかけますよね。この絵本もそういった特性を理解し、赤ちゃん好みにつくられています。

赤ちゃんを刺激するカラフルな言葉使い

 言葉の選びも色と同様に考えぬかれています。

 「単語+その単語を表す擬音」の擬音部分が「じゃあじゃあ」「びりびり」「ぶいーん ぶいーん」「こけこっこー」など、濁音、半濁音、鼻濁音、破裂音、高い音、低い音、勢いのある音、優しい音、可愛い音、怖い音など本当に様々な音で赤ちゃんを楽しませてくれます。

 視覚にくらべ聴覚は発達が早く、生まれてすぐの赤ちゃんでも、小さな音に反応して興味を示します。生後8ヶ月くらいになると、大人と同じように聞こえるようになります。

 そして、生まれた時から備わっている聴力は、脳の発達させる大事な役割を担っています。さまざまな音域の心地よい音を聞くことは、脳に良い刺激を与えます。赤ちゃんに沢山話しかけることで、脳の発達を促進させます。
 

赤ちゃんの初めて絵本 出産祝いに最適

 0歳の時期、赤ちゃんは頭も身体も心もグングン成長していきます。視覚、聴覚を通して脳に適度に刺激を与えてあげることは、その成長を促進させてあげる助けになります。

 今回調べてみて、この絵本は赤ちゃんの特性、必要な事をよく理解し、考えぬかれいると分かりました。今までは、見た目はシンプルで簡単な本なので、そこまで考えられているとは全然思っていませんでした。ただ、娘の反応が凄く良いのは実感として有りました。声を出して何度も楽しんでいたのは、こういう理由があったのですね。

 低月齢の赤ちゃんが楽しみながら、成長をサポートしてくれる素晴らしい絵本。赤ちゃんに初めて読んであげる絵本、友人の子供への出産祝いにとてもピッタリ。おすすめします!

バンザイ

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